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医療とAIの未来について再び妄想する

頭の整理をするために、また医療とAIの未来について考えている。

医療データサイエンス 1.0

これは、近い将来にきっと起きる変化だ。AIの医療応用を考える多くの人が思い描いている未来だ。
具体的には
・CTやMRI画像などが、Deep Learning技術で自動的に診断できるようになる
・医療用のデータセットを作成する患者団体や、病院、学会が現れる
・APIを用いて医療データを取得する手段が整備されはじめる
・データセンタを持つ企業が医療データを低価格で診断するサービスを始めてデータを収集・蓄積しはじめる 
・対抗して、よりオープンな医療データセットやオープンなモデルも公開される
・大病院が工学技師としてデータサイエンティストを雇いはじめる
・もしくは医者がデータサイエンスをかじりはじめる
・少しずつ人工知能が普及しはじめる
・画像診断の精度、血液検査の精度、内視鏡の精度、遺伝子の解析、心電図モニタリングetc
 すべてでコンピュータが人間を上回る
・個別化された医療が行われるようになる
・診断だけではなく、治療にロボットの活用がはじまる
・確実にどんどん成果を生まれ、治療成績も激的に向上していく
・にもかかわらず、不思議なほど医療そのものには何らの変化がない なんでだろう?
・保険点数が厳しく減額され、利益が減少したりする
・IT企業に対する患者の医療訴訟が多発するようになる。高額の賠償が請求される事例も発生する
・IT企業も、次第に状況を理解して(最初は不合理だと思っていた)製薬会社のやり方を真似するようになる
・もしくはもともと無料でサービスを提供できる体力のあるところだけが他の会社を焼き払う形で生き残る
・最初からこうなることを見越していた老舗企業もしぶとく生き残る
・患者とエンジニアの間にゆっくりと失望が広がっていく
・業界の熱気が冷めて、少しずつ落ち着いてくる
・なんかいい感じになる
といった感じだろうか。とってもワクワクしないよね。あまりにも想像するのが容易だ。
妄想にしても陳腐だ。
こういったことに無邪気に夢を感じるには、少し歳をとりすぎた気がする。

問題は、ここからだと思っている。上記の筋書きはちゃんと考えれば誰もが見通せる素直な未来だ。
未来は、だいたい思い描いた通り素直には歩いてくれない。

医療データサイエンス 2.0

上で描いた1.0は人工知能は、あまり医療の本質に触れていない。
つまり1.0は来るが、そのままの形ではこない。

僕が思いつくだけで大きな焦点は2つあると思う。
1つ目の焦点は、割と簡単だ。簡単だということは、乗り越えうるということである。
乗り越えた先は、たとえばアルファ碁のあとの囲碁界みたいな事になっていると思う。ある意味楽しい世界である。

2つ目の焦点も簡単だが、もう少し医療の本質に関わる問題である。
この問題が乗り越えられるかどうかはわからない。乗り越えるとしたら、人工知能は俺が考えているよりもやばい。
少なくとも、今の段階では人工知能がこういった問題を乗り越えることは想像できないな。多分、人工知能はこの問題を乗り越えられずに迂回すると思う。
少なくとも人間は、こういう問題を直接乗り越えるよりは迂回することを好む。

この問題について、ちょうどいいツイートがあったので引用しておく

そしてその根本にある問題や、その他の問題もおぼろげに見える気がする。

いつものことだが妄想日記にしても考えがよくまとまらない。

考えれば考えるほど、やっぱり人工知能も今までの技術革新と同じで、結局は医療は変わらないという説の方を採用したくなるね。

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